映画・TV

「ブルーに生まれついて」映画レビュー!!

f:id:ReptileNaNa:20161118011612p:plain

東京国際映画祭2015年コンペティション部門

トロント映画祭2015出品作品

11月26日(土)公開の

「ブルーに生まれついて」

の試写会に行ってきました!

映画『ブルーに生まれついて BORN TO BE BLUE』オフィシャルサイト

ジャズミュージシャンの愛と音楽の物語ー。


映画『ブルーに生まれついて』予告編

STORY

黒人アーティストが主流の1950年代モダン・ジャズ界において、その甘いマスクで女性を虜にし、ファンを熱狂させていたジャズ界の異端児、チェット・ベイカー。

その後、麻薬に溺れどん底の日々を送っているが、自身の人生を描いた映画の出演で1人の女性と出会ったことをきっかけに、愛と償いの機会を模索する、、、。

1人の天才ミュージシャンの転落と苦悩を描くとともに、ある女性との出会いによって再生する姿を描いたラブストーリー

チェット・ベイカーとは?

1929年オクラホマ州生まれ。

1950年代のウェストコート・ジャズシーンを代表とするトランペッターにしてシンガー。

黒人アーティストが主流のモダンジャズ界において、あのマイルス・デイヴィスをも凌ぐ人気を誇ると言われ、一世を風靡。

88年にアムステルダムのホテルで謎の転落死を遂げる。

感想

主演のイーサン・ホークが凄い!

主演のイーサン・ホークがトランペットと歌を披露していました。

これが普通に上手くて、綺麗でした!

6ヶ月にも及ぶトランペットの集中トレーニングを受けたらしいです。

ってか6ヶ月のトレーニングであそこまで吹けちゃー集中トレーニングを受けたんだとしても、プロトランペッターも困っちゃいそう。

歌も綺麗で切なくて素敵でした。

彼は「6歳のボクが、大人になるまで。」

にて二度目のアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど今、俳優としてノリにのってるそうです。

「6歳のボクが大人になるまで。」も昔、観たんだけど、12年かけて同じ俳優が実際に子供から大人になるまで断続的に撮影したという映画なんだけど、それに出てた人だとはフライヤー見るまで気づきませんでしたー!

こっちの映画も良い映画だった覚えがあるので見直してみようかな❤️

イーサンホーク出演作品

6才のボクが、大人になるまで。 [DVD]

6才のボクが、大人になるまで。 [DVD]

プリデスティネーション [Blu-ray]

プリデスティネーション [Blu-ray]

ビフォア・ミッドナイト [DVD]

ビフォア・ミッドナイト [DVD]

アナーキー スペシャル・プライス [DVD]

アナーキー スペシャル・プライス [DVD]

ウェイキング・ライフ [DVD]

ウェイキング・ライフ [DVD]

自分もしがないミュージシャンをしてるので、、

よくミュージシャンの伝記的作品を観るのだけど、昔の偉大なミュージシャンには必ず薬物が付き物ですね。

今作の主人公チェット・ベイカーもドラッグ絡みのトラブルを度々起こし、投獄されスポットライトから遠ざかる事になる、

刑務所から出れた後も麻薬の売人から惨たらしい暴行を受けアゴを砕かれ前歯を全て失って、キャリア終焉の危機に陥ってる。

それでも恋人に支えられて、まさに血を吐きながらもトランペッターとして復帰するため奮闘するんだけども、、

最終的にはドラッグを辞められず、妊娠した恋人も手放す事となる。

オチ的には愛よりもドラッグをやってでも最高の音楽をする事を選んだって事なんだけど。

ドラッグをやらないと素晴らしい音楽ができなくなっちゃったのかな。

映画の中で「コカインをやると音が長く深く聴こえる」的な事を言ってたんだけど、どんな感覚なんだろう。そんなに気持ちよく音を感じて演奏できるんだろうか。

としがないミュージシャンながら興味をそそられました。

だからってその感覚を味わうために、

身体をいじめ、周りの人を裏切って地獄に落ちてまで味わいたくはないし、一生味わえないんだろうと思う。

私はお酒も飲めないので、

まさにシラフでクリーンな状態でもライブだとけっこう酔えるというか、

ナチュラルでハイになれるから薬や葉っぱ要らずだけど、

今夜のライブによって今後ミュージシャンとして食っていけるかどうか決まるっていう大ステージ前に「これを打ったら今までにないほどの最高の素晴らしい演奏できるぜ」ってチラつかせられたとしたら、

薬の知識や薬でダメになっていった人達の例を見ていなかったら飛びついてしまうだろうと思いました。

明日の試合に出れるかどうかでボクシング人生が分かれる減量中のボクサーに「痩せる薬」と渡したら、、とか、

だからこそ薬は怖いぞー!!

カッコよくないぞー!!

っていう教育は必要ですねー。

薬の話ばっかになってしまいましたが、映画の話に戻りまして 笑

作中の音楽

作中のJAZZが心地よく綺麗でした。

ジャズファンだけに受け入れらる曲ではなく、聴衆にジャズを聴いてもらえるようベイカーが1950年代から1960年代に演奏した有名な曲が選ばれたらしいです。

チェッカーが復帰直後しばらくはうまく演奏できなかったという物語に合わせて曲をアレンジする必要があった為、マスターレコードは使わなかったのだとか。

下手うまみたいな素敵さ、上手く演奏できないからこその味とか。

JAZZにそこまで私は詳しくはないのだけど、ニュアンスの感じや音の深さや響き、年代別にチャット・ベイカーの作品をよく聴いてみたいと思いました!

Ost: Born to Be Blue

Ost: Born to Be Blue

 チェットベイカー作品

Sings

Sings

クールジャズ チャット・ベイカー 輸入盤 2枚組 JAZZ 2CD-004

クールジャズ チャット・ベイカー 輸入盤 2枚組 JAZZ 2CD-004

MY FUNNY VALENTINE-THE CHET BAKER SONGBOOK-

MY FUNNY VALENTINE-THE CHET BAKER SONGBOOK-

Playboys

Playboys

イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー~チェット・ベイカー・シングス+2

イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー~チェット・ベイカー・シングス+2

  • アーティスト: チェット・ベイカー,サム・ジョーンズ,ケニー・ドリュー,ジョージ・モロウ,フィリー・ジョー・ジョーンズ,ダニー・リッチモンド
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1996/12/18
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログ (1件) を見る
CANDY

CANDY

映画ブログを別でまとめました!

nanamoviebeauty.blogspot.jp