趣味ではなく、本気で音楽で食べていきたい!と思ってこれからバンドを組む方へ向けて綴ります。
※スタジオラグwebマガジンにも執筆した内容となります(若干異なります♥)
バンドに本気のメンバーと出会うには
私は高校生の頃ベースを買い、バンドを始めようと思い立ちました。
しかし友達とバンドを組んでみたものの、みんなバンド名や衣装を考えるのは楽しくても楽器の練習が続かずうまくいきませんでした。
そこでネットやスタジオに貼ってあるメンバー募集に応募し、バンドを組みました!
最初に出会った仲間と同じ夢を見続けられれば幸せですが、それはなかなか難しい!!
私は今、バンド人生で5つ目のバンドをやってます。その間にサポート活動もしていました。
いろんなバンドでライブ活動をしながら自分の技術や実績を上げつつ、バンド仲間のコネクションを広げ、より自分と音楽性と考えの合うメンバーを探すのが良いかと思います。
バンドを同時にいくつも組んだり、お金がキツかったらサポート活動をするのはオススメです。
若いうちに可能性と繋がりを広めておく事が大切です!!
メンバーと最終目標を設定する
このバンドは趣味なのか、はたまた将来的に仕事にしたいのか、メンバーが揃った時点でみんなの最終目標を確認しておきましょう。
メンバーのモチベーションが違うと後々苦労します。
自分は音楽で将来食べていきたい!と本気で思っている人は、バンド中心に生活できる人と組みましょう。
「本分は学生なので、バンドは趣味で始めるけどなんかチャンスがあったらデビューしたいわー」というような人とは組まない方が良いです。
いざチャンスが来た時にその話に即乗れないと、もどかしい思いをすることになるでしょう。
バンド名はよく考えよう!
バンド名はお店の看板と同じです。
メンバーとみんなで掲げる看板なので、みんなが納得のいく素敵なものにしたいですね。
耳に残る あるいは 目を惹くバンド名をおすすめします。
フライヤーになった時に目立つバンド名は他のバンドのお客さんについでに見てもらえるきっかけになるかもしれません。
自分達の狙っているジャンル界隈で、ローマ字表記が多ければ漢字表記にしてみるとか安易に決めずに練りましょう。
将来的に全国流通してから小文字を大文字に変えたり日本語表記をローマ字表記に変えるくらいの変更は後でできるので、まずは目を惹く表記をオススメします。
バンド名をネット検索してみる。
素敵なバンド名を思いついたらググってみましょう。
他に同じ名を掲げているバンドはいませんか?
同じ名前のバンドがいても、「素敵な名前だし、そのバンドより絶対有名になってやる!!!」
っという意気込みで付けても良いですが、いい噂も悪い噂も自分達かどうかわからなく、ややこしいのでなるべく避けましょう。
自分たちの評判を知る為エゴサーチしやすい名前をオススメします。
ちなみに私のやっているバンドは「Reptile(レプタイル)」というのですが、英語で爬虫類の事を意味します。
なのでTwitterでエゴサをすると大量の爬虫類の画像が出てきます。
非常にエゴサしずらい!!!
どうしても固有名詞を名前にするのなら、好きな物のが良いかもしれません。
私は爬虫類に詳しくなってしまいました。
さらにReptileをリプテイルと間違えて読まれる事が多々あります。
名前を間違われるのは寂しい。
読みやすさも大切だなと思うのでした。
メンバーの素性は知っておこう
いざ、ライブ活動をし始めるとなったらメンバーの素性はちゃんと知っておきましょう。
バンドとは同じ看板を掲げる仲間、一緒に会社を立てるのと同じです!
反社会勢力に加担してないか、変な宗教やネズミ講をやっていないか、バンドの評判に関わるので確認しておきましょう。
それにバンドの出費と収入を共有するので、素性を知っておく事が大切です。
まさか!! はあり得ます。
私も10年ほど前になりますがライブ当日にドラマーにバックれられた事があります。
ライブはできないし、お客さんに申し訳ない上にノルマは払わなきゃで、バンドの評判が悪くなる。
バックれた彼とは音信不通で泣き寝入りでした。
長年一緒にやってきたメンバーが飛んだという話もよく聞きます。
メンバーのLINEやTwitterしか知らないという人はちゃんと全員の本名、メールアドレス、電話番号、住所を知っておきましょう。
バンド人生は楽しいだけでなく辛く苦しい時が多々あるので、支え合い信頼できるメンバー関係を築いていきましょう。
言いたい事は言える仲がベストです。
ルールを決めておこう
バンドを組みたてはみんなの意識も高いのですが、だんだんとぐだってきます。
先にも述べたとおりメンバーのモチベーションが揃っていないともどかしくなりますので、モチベーションを揃える為のルールを先に決めておきましょう。
後々の揉め事を避けれます。
* 最低1人5人は集客する。
* 金庫のお金は2人で数える。
* 遅刻したら罰金500円
* 他バンドのサポート活動はこのバンド活動に支障のない程度に。
* バンドを抜ける時は決まっているライブをこなしてから
などなど。
LINEグループを作ってメモの所に書いておくと良いでしょう。
特にお金の管理、分配についてはバンドが動く前から話し合っておいた方が良いでしょう。
作詞作曲を個人名にするのか、バンド名にするのかでリリース後、印税を貰う人間も違ってきます。
特に作曲は元を作った人が「俺の曲だ!」と主張し、「いや、みんなでそれを練って仕上げたからみんなの曲だ!」と他のメンバーが主張し揉めるという話はよく聞きます。
せっかく有名になったのに金銭面が原因でいがみ合い解散するバンドは多いです。
メンバーの団結力が何より大切
バンドを続けていくと、レーベル、事務所など自分達を育てるために大人が関わってくるようになります。
自分達だけの事ではすまない責任が伴うようになります。
対バンやイベンター、エンジニア、カメラマン、アパレルブランドなどなど関わる人間が多くなります。
そんな時にバンドの方針と意見が纏まってるとスムーズです。
メンバー間に絆がないと外からの刺激で簡単に崩れます。
誰しも短所はある。
意見の相違でムカつく事もあります。
長いツアーではみんなイライラしてくる。
それでもメンバーはビジネスパートナーであり人生をかけた夢への相棒達。
メンバーの特技と長所を見つけて常に尊敬し合い素敵な音楽を生み出していきましょう。
これからの若者達には是非、バンドブームを起こすぞ!!という気力でライブハウスを盛り上げていって欲しいです。
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