路上ライブ潰しとして、
路上ライブをしていた女性ミュージシャンのCDを買ってわざと目の前で踏みつけた動画が話題ですね。
路上ライブ潰しの男達は、路上ライブを見つけては通報したりネットに「違法者」として写真や動画を晒す行為を繰り返しているという。
CDを踏みつける動画を見て、
その後の彼らのツイートでも胸糞わるい気分になりました。
路上ライブは違法なのか?
路上ライブは、「道路の使用許可」を警察署長から得ればOK!
しかし、個人が申請したところで許可が下りることはほぼ無いという。
東京都内の路上でライブをする場合には、
国の法律である「道路交通法」と東京都の公安委員が定めている「道路交通規則」という2つのルールを守らねばならぬとか。
許可なくライブを行った場合、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられる。
まー実際には、誰かが通報しないと警察は来ない。
それに警察に注意された時に止めればほとんどの場合、罰せられません。
しかし、何度も注意を受けた場合は誓約書を書かされる。
悪質と判断された場合には書類送検された事例もあるとか。
表現の自由は適応されないの?
日本国憲法には「表現の自由」がありますわね。
表現の自由だ!!っという主張はこの問題で良く目にしました。
国の法律である道路交通法は「表現の自由」と「人や車の安全」とのバランスを見て作られているそうで、
道路交通法77条2項には、
以下の場合、警察署長は許可を出さなければならないとされてます。
- 交通の妨害となる恐れはないとされた時
- 公益上又は社会の慣習上やむを得ないものであると認められる
路上ライブをしたい場合はこれらを訴えて許可を求めるしかないですね。
まー交通の妨害にならないということを訴えても、路上ライブの許可を得るのは至難の業でしょう。
私は、交通の妨害にならないところでも通報された経験があります。
だだっ広い河川敷で楽器を広げてたら通報された
私のバンドは、昨年の夏に河川敷の多目的広場で楽器を広げました。
ライブをしたのではなく練習。
客寄せもしてません。
ただただだだっ広い広場で、
横は多摩川、反対側は道路。
ど平日の真昼間で人は、ほぼいない。
たまに犬の散歩の人が通る。
地図で見るとこんな場所。
川の反対側の道路を挟んで向こう側には、工場やコンクリート工業、工業高校などがある地。
ドラムがボコスカやってる間に、コンビニへ飲み物を買いに道路に出たけど音は聞こえてなかったし、
ここなら苦情も来ないだろうと思いました。
セッティングが終わり音を出そうと思ったら、発電機のガソリンが無くてw
ガソリンを入れにいったりしている間に、ドラムとギターは仕事で先に帰ってしまった。
結局バンドで1回も音を合わせられず、
残った3人で音出してみようと思ったところで
警察官登場!www
公衆電話から苦情が来たという。
まだ1曲も演奏してませんけど。笑
警察官は、
「苦情来ちゃったんで、スタジオでやって下さい。」
って優しく言い帰っていった。
けど制服の威圧感はすぎょい。
争うのも面倒だし、私たちも素直に片付けた。
私たちは路上ライブをやりたくて、
その為にとりあえず外で音を出してみるかっ!と実験で河川敷に集まったのだが。
外で音を出すという実験すらできず、
結局、路上ライブもやりませんでした。
河川敷ライブは違法なのか?
私たちは河川敷ライブというか、河川敷で楽器を広げてちょっとジャーンとやったくらいで通報されたんだけど。
そもそも河川敷や多目的広場での演奏は違法なのだろうか。
この河川敷では、たまにトランペット吹いてる人がいるんだけど、トランペットは通報されないっぽい。
まー
騒音ということで住民に不快感を与えたならしゃーない。
ただ、
河川敷との間には車通りが多い道路が通っていて、
道路沿いには工場などがあり民家が密集してるという感じでもなかった。
ドラムがポコポコやってる時にコンビニに行くため道路に出たけど、ドラムの音は聞こえなかったし。
最適な場所に思ったのですが。
通報されますた。
わざわざ公衆電話から通報するあたり、
スマホを持ってない年配者なのか、
警察に素性は知られたくないのか。
もちろん直接注意された訳でもないっ。
路上じゃなくても、外で楽器を広げることすらできませんね。
音を出してる出してないに関わらず、
売れないミュージシャンぽいやつらが集まって何かしてるってだけで不快感を覚える人がいるんじゃないかと思う。
ほら、「上に溜まらないで下さい」っていうライブハウス多いじゃない?
若者が何人か溜まってるだけで、苦情を言う人いるのさ。
下北のとあるライブハウスなんて機材の積み下ろしで喋っちゃダメだものね。
初台のライブハウスでは、
駐車場で楽器を下ろしてたら近所のおばあさん2人に囲まれて、
「車の扉閉める音がうるさい!」って詰められた経験もあります。w
なぜ路上ライブをしたいのか?
なぜ路上でライブをするのか?ライブハウスでやれよ!
って思う人もいるでしょう。
ミュージシャンが路上ライブをするのは、沢山の人に見て知って欲しいからだ。
まだ無名の場合、ライブハウスでやっても人を集められない。
無名同士のアーティストが出るイベントなんて人が入らないから、客をつけるとか以前に人いないフロアに向かって演奏することだって最初はありますな。
どのアーティスト目当てでもない人が、暇だからライブハウスにふらっと遊びに来てみたっなんてレア中のレア。
バンドの常連じゃなくて、
ライブハウスが常連客を持ってて集めれるってとこは少ない。
アメリカみたいにバー営業で、ついでにバンドの演奏も見たい人は見るって感じではないしね日本のライブハウスは。(←アメリカ行ったことないけど爆)
日本は、基本的に路上ライブは禁止(okな場所もあるけど、倍率高い)。
するってーと、
無名な人はSNSなどで動画配信して広めるしかない。
生の熱量とか空気感、生ならではの良さは伝えられないのは残念ですね。
まとめ
- 路上じゃなかろうが楽器広げてたら、河川敷でも通報された
- 通報する人は、まず自分で注意することをしない
- 警官は、通報がきたら注意せざるおえない
路上ライブをしたいと思った時に、できる場所を検索しましたが少ない!!
年に1回しか募集がなかったり。
年会費かかるのはしょうがないとしても、倍率高過ぎて無理だったり。
日本で路上ライブは無理ぽ!
そんなに迷惑被ってないのに目障り、耳障りで通報する心の狭い人がいるのは寂しくて悲しいですね。
ましてや今回の路上ライブ潰しの奴らは、胸糞悪い。