先日、入院が長引いてる母の見舞いに行った帰りにボヤいた。
バンドってお金払って活動してるうちは、いくらファンのような人が出来ても趣味の域を超えれないすね。
その状態が長く続いてるなら尚更、生活を削ってまでやってた場合には、
「楽」より「辛」が優った時、辞めたい感情が沸くのだろうさ。
そうなったら、辞めればよい。と思った帰り道。
— NaNa榎戸-Reptile (@NaNa_Reptile) December 7, 2018
すると「どした?」「大丈夫?」とLINEやDMを頂いた。
くれた人に危うく惚れそうになったよ。
いや、病んでないです!
疲れてもないです!
ふと思ったから呟いた1言、2言、3言でした。
うちのメンバーが辞めるわけでもなけりゃ、私が辞めるとも言ってない。
ただふと、私は今の状況で「楽しい」より、「辛い」が勝ったら辞めるなって思っただけのこと。
なんでそんなこと思ったのかって?
年末だからじゃないでしょうか。
綴ります。
辛くなったら辞めちまえ!
私は、現状況なら「辛く」なったらバンドは辞めます。
それは、30歳だから!
これまでに叶えられた目標はあるし、楽しい思いもいっぱいしたし、充分やってきたので。
じゃー今なぜ続けてるかというと、他の生き方を知らないから&ライブが気持ち良いから辞められない中毒みたいなものでしょうか。
あとは応援してくれてる人がいるのはデカイ。(誰も応援してくれなくなったらつまらないし、即辞めるー)
ぶっちゃけ「売れたいから」ってのはいつからか萎んで、「メンバーが売れたがっているから売れたい」ってのが正直なところ。爆
もちろん売れたさが無いわけではない!
もっとフェスとか広い会場でやりまくりたいという目標もあるけれども。
かつてよりは。
私は女だから野心より守り?
幸せな毎日が何より大事。
「楽しい」より「辛い」が勝ったら辞めるだろう。
20歳は「辛い」が多くても頑張れた。
そんな私も20歳の時は、「楽しい」より「辛い」が勝っても辞めませんでした。
それは未来に期待していたから!
どんな風に登っていくのかとか、この世界について知らなかったので夢が広がってましたし。
馬鹿高いノルマを取られても、未来への投資と思って。
お客さん2、3人でも。
飲めない酒を飲め飲め言われても。
事故って死にそうになっても。
頑張れました!
まーあの時、頑張って続けたから、
目標だった全国リリースもできたし、
「1000人以上キャパの場所でライブできるまで辞めない!」という目標も新木場コーストで叶えられたし。
ここまでは、続けていて良かったっす。
夢に向かってひた走ってきた日々は良き思い出で、財産だ。
こうして振り返ってみると、
辛くて辛くてバンド辞めるか悩んでる20歳くらいの人には、辞めちまえとは言い難いけど。
んーでも、辛いならやっぱり辞めちまえだ!笑
お金を払ってやる音楽は趣味の域だ。
バンドでお金を稼いでいて周りの関係者も多くなった人の場合は、辛いからってそう簡単に辞めれないでしょう。
それはもう仕事だっ。
けど.
バンド活動にお金を払ってる状態で、「辛い」が勝っているなら辞めちまえだ!
残念ながら、趣味の域!
(or倒産しそうな赤字会社に勤めてるかの如く。)
バンドにお金がかかっててさ、生活も辛いような状態で「楽しい」より「辛い」が勝ったら、それはもう辛いじゃん笑。
側から見たらなんでやってるの?って感じっすよね。
本人からしたら続けてきた意地とか体裁とか夢とか、いろいろあるんだろうけども。
それが20歳なら、もうちょい続けてみても良いかもしれない。
本気で夢を叶えるために費やした時間と経験は振り返ると人生の財産になるので。
それが20代後半にさしかかってきたなら辞めちまえだ。笑
バンドにお金はかからないけど、稼げはしない場合。
ではははは、
バンドにお金はかからなくなったけど稼げもしないバンドマンは?
その状況で「楽しい」より「辛い」が多くなったならどうするか、
辞めたいだろう。爆
私の現状は、ぶっちゃけ生活に困らないくらいの出費がバンドにある状態です。
ライブするのにノルマを払うことはないけど、他にバンドって何にお金がかるのかってーと
- 交通費
- 車の維持費
- 作品の制作費
- スタジオ代
- 宣伝費(今はかけてない、かけれない)
- レッスン代⬅︎これは自主的なもの
などなど。
(ぶっちゃけ地方に遠征に行かなけりゃ赤字は8割くらい減るさ笑。でも、会いに行きたい。会いに行くよ。)
今後は物販を切らさないようにするから、出費なくなればいいなー、
もーちょい人呼んでチケットバックも稼がなきゃなーって感じですん。
(できれば、メンバーで現金を分けれるようになりたい。)
こんな私たちの状況は、
毎月1泊旅行に行ってるくらいの出費ですかね。月によってはもーちょいか?
裕福はできないけど、生活に支障が出るほどではなくなってきた。
人を養えるかっていったら、活動落として働く時間増やさなきゃだけど。
(バンドへの出費がこのくらいなら、仮にメンバーに嫁や旦那ができたとしてもちょっと金のかかる趣味くらいの感覚で捉えてもらえれば許してもらえるかなと思ってる。)
会計係の私は、そんな火の車な通帳を開いてバンド家計簿をつけているのですが。
現状、金のかかる趣味の域を抜けれない状態で。
「楽しい」より「辛い」が勝ってしまったとしたら、、、、。
趣味って楽しいからやるもので、
辛くなった趣味なんて、辞めるよな。
母が入院中なので実家に帰り、家事をしていたら兄から
「ななは、いつまでバンドするの?」
って聞かれた。
父は
「ここまでやったらバンドじゃなくても音楽は続けるよなー?」
的なこと言ってた。
私は、
「辛くなったらやめる」
と答えてた。
会社だってバンドだって辛くなったら辞めちまえ!
我が母64歳が、入院なうで
「人生の貴重な時間をこんなところで〜」
なんちゃらかんちゃら言ってました。
30の私からしたら未来はまだ長い気がする。
60代の母からしたら、老後ということを考える時。
病院で暇してる時間も惜しいだろう。
1日1日が大切だ。
いや、人間誰しもいつ死ぬかわからない。
いつも明るく笑ってた先輩は、突然死んだ。
なるべく楽しい時間を過ごしたい。
これから先、多くの幸せを感じたい。
幸せを感じるために訪れる辛いことは、小さいといいな笑
何もかも続かない人間は、信頼されなくなってしまうさ。
けど、自分が辛くて辛くてどうしようもない時は、もう充分頑張ったなら辞めちゃえば良いと思うよ。
お生憎様、私は今は楽しい事の方が多い