私はフリーランスで、個人事業主をしています。
このブログだけでなく、ライターやPRなど様々な依頼を自分で受けて生きておりまして、
昨年、初めて確定申告をしました。
今年度もそろそろレシートをまとめて確定申告準備しなきゃなーと思っていたところ、「消費税の転嫁拒否等に関する調査」が中小企業庁から届いたのです。
簡単に言うと「消費税を不当に払わされていませんか?」ってな内容。
私は、これによって消費税を払わされていた仕事があったことに気づいたぉ。
公正取引委員会よ!!
知る機会をくれてあざす。
目次
フリーランスが貰うべき消費税とは?
私の場合は業務委託を受け文字を書いたり、PRしたりしてお金を貰っています。
1記事いくらの時もあれば、一文字いくらの場合もあり依頼によって様々です。
今回初めて知ったのは、
依頼者は「業務委託として仕事を依頼する場合には、消費税を支払う義務があります。」
ということ。
私は依頼され仕事を請け負った側なので、報酬+消費税を受け取る側ですね。
だがしかし、私は逆に消費税を払っていた。爆
業務委託料が消費税分を含む額になっていた。
例えば、1記事5000円で請け負った仕事があります。
しかし振り込まれた額は、4157円。
源泉徴収税の10.21%(511円)が引かれたとしても少ない。
(※源泉徴収税は私が納める必要のある税金で、消費税とは別です。&引かれても申請すれば後で返ってくる。)
いつもなんか変と思いつつ放置してたのですが、「消費税の転嫁拒否等に関する調査」が届いたおかげでこれは放置してはならぬと思い明細をもらうと、
以下のようになってました。
報酬(税抜)4630円-源泉徴収10.21%=4157円
あや???5000円の仕事のはずが、当たり前のように消費税が引かれていた。
本来私が思っていた報酬+税の場合だったら以下のはずだった。
報酬5000円+消費税8%(400円)−源泉徴収税10.21%(511円)=4,889円
ってことで依頼主が消費税を払うならば、4889円を受け取るはずだったのだ。
フリーランスしてるとね、結構メールやスカイプ、LINEなんかで依頼されて契約書も交わさないことのが多いんですよ。
(明細を要求しても出してくれないところもあります。)
この案件の場合は、
「5000円でお願いします。」
というLINEのやりとりしかなかった。
あちらさんは「(税込)5000円」のつもりで言ったのだろう。
けど税に関しての記載はなかった!
&私は消費税は仕事を受けた場合には貰わないといけないことを知らなかったからこんなことになったのだ!
契約書をかわしておらず口依頼の場合に、当たり前のように報酬を勝手に税込とし支払う企業、個人事業主は少なくない。
「5000円でお願いします。(消費税込の意)」
「かしこまりました!5000円で承ります。(税金知識なし)」
⬇︎
給料確認するとなんか少ない!!!
なんで???
ってなことになる。
給料が少ないことを先方に確認したら「消費税分引いた額なので」と言われて、
私は「フリーランスって源泉徴収とは別に消費税も払う義務があったのか。」って勘違いしてました。
これまでずっと。
消費税は受け取る側ではなく、支払う側が払うものでした。(お買い物を考えればわかりそうなものですよね笑)
勉強不足。
無知は損をするぜ。
税についての知識はつけておいた方が良いです。
仕事にかかる消費税の存在知ってた?
もちろん、お客としてお買い物するときに本体価格+消費税を払わないといけないことは知ってますよね。
本体価格+税 なのか、税込価格なのかお店によって記載は違います。
それと一緒で自分の仕事も税込なのか税別なのかしっかり示す必要があったのです。
また、
契約する際には必ず税込なのか、税別なのかはっきりさせておきましょう。
そして、もし税込価格で請け負っている仕事があるならば、税率が上がった際にはその分をもらいましょうね。
消費税の転嫁拒否行為の規制
今回送られてきた知らせにより、消費税は依頼主が払うものと知った私です。
税込なのか税別なのかの話をせず、勝手に税込として支払われた案件はもう揉めるのも面倒なのでいい!
自分の勉強不足ということで。
今後ですよ!
今の税率の「税込み」で受けてしまった仕事はしょうがない。
8%の消費税込み価格で継続的に請け負ってる仕事も税率が10%になったら、消費税引き上げ分は貰えるものだそう。
しかし引き上げ分が上乗せされずに給料が支払われていた場合は、法人事業者へ法に基づき指導が入り後日全額支払われるという例もあるそうな。
消費税の転嫁に関する調査
消費税の転嫁に関する調査で、「こっ、、これは、、」って思う項目が多々ありました。
法人事業者との取引で以下のようなことはないですか?(一般消費者との取引は除かれます。)
- 「支払いの際に消費税分を差し引かれて支払われた。」
↑LINEやりとりの取引先はこれが行われていたぜ。
- 「契約・注文は常に口頭かメールである。」
↑対企業でも、LINEなこともある。
確定申告をしたことがある人にはこの調査書がランダムで届いてるらしいですが、フリーランス1年めの皆さんもこのようなことが無いようにご注意を!!
わからなかった場合は相談だ!!
国税庁は、電話での相談を受け付けていますのでわからないことがあったら最寄りの税務署に電話して相談すると良いでしょう。
まー、フリーランスなら税理士つけるに越したことないですよね。
やっぱプロに頼むのが安心で一番確実だっ。
勉強を自分でしたとしても、税や確定申告に関しての知識は更新していかなきゃならないだろう。
この先法律が変わることだってあるだろうしね。
どこの誰さんを信頼したらよいかわからない。
そんな私のような人は無料で税理士を紹介してくれるサービスがあるので、利用してみると良いでしょう。
確定申告の手間ってすごいからね。
年末は辛いよ、
それを任せられる税理士ってのは、資金ができたら雇いたいもの。
しかし、私の収入だと税理士をつける余裕はまだない。
今は自分で勉強ガンバルンバ。
まとめ
- 消費税は報酬を受け取る側ではなく、支払う側が払うもの
- 契約する際には必ず税込なのか、税別なのかはっきりさせておこう
- もし税込価格で請け負っている仕事があるならば、税率が上がった際にはその分をもらおう
- 最寄りの税務署に電話して相談すると良い
フリーランスってのは、自分でなんとかしないと行けないから大変なものですね。
誰かの参考になれば幸いです!
そして色々大変ではあるけどバンドマンには、確定申告はおすすめしたい!!
確定申告についてはこちら!