野外ロックフェスの「京都大作戦」の中止を受けて、フェスに行く予定だった全国のライブキッズが「ユニバ大作戦」と称してUSJに集まり迷惑行為を行ったというニュースを見て、
楽しみにしていたイベントの中止という残念な気持ちを、楽しさに変えるべく集まって実際その時は楽しかったはずが、どーしてこんな事態へとなってしまったのか。
思ったことを綴ります。
目次
何が問題だったのか。
京都大作戦が中止となった理由は、天気の影響です。
『京都大作戦』7日の中止が決定 – エンタメ – 朝日新聞デジタル&w
「ユニバ大作戦 」の炎上では、「安全を考慮しての中止なのだから家で大人しくしてろよ」っていうような意見もありました。
しかし当日天気が良かったが為、新たな楽しみとしてUSJを訪れるのは問題ないとは思います。
USJが営業しているということは、その地域は安全でしょうので。
せっかく休みを取って、交通機関のチケットを取ってしまったなら私だったとしても、晴れてればその方面へ出かけるかもしれない。
USJに行ったことは問題ない(と私は思う)。
問題なのは、
- テーマパークにはそこの世界観がある
- 芝生エリアは寝れる場所なのに・・・
- 当事者や擁護者がSNS上で反論し、反省してないのがヤヴァイ
- バンドの名前を背負ってしまっている
でしょう。
テーマパークにはそこの世界観がある
ユニバーサルスタジオジャパンってのは、言わずもがなテーマパークなのであって世界観が作られています。
パーク内には、エリアによりテーマに合う音楽が流れている。
そこに、関係のないバンドの音楽を大音量で流すってのは問題でしょう。
ただ、参加していたのが未成年だったらその迷惑さに気づかなくてもしょうがないのかなとは思いました。
いい大人がいたのなら、それがダメだということには気づくべきでしょう。
USJはアニメや映画など、時期によってテーマが変わりバラエティに富んでいるから「その場の世界観を壊してしまう」という考えには至らなかったのかもしれませんね。
ディズニーランドだったら、わかりやすかったかもしれない。
テーマパークが作っている世界観を壊すようなことを、してはダメだ。
芝生エリアは寝れる場所なのに・・・
私はちょうど先月、USJに行きました。
集まったキッズたちが、モッシュをしていたグラマシーパークの芝生エリアは唯一寝れる場所なのです。
夜行バスで寝付くことができない私は、USJに行くたびにあそこでしばし寝る(爆
手足を放り投げて横になれる憩いの場所なんですよね。
赤ちゃんをハイハイさせるにもちょうど良い場所で、
家族サービスに疲れたお父さんが寝てる場所で、
もちろん寝る為の場所ではないけれど、休んでる人が多い場所ではある。
そこに同じような格好をした集団が現れたら、何事!?っと思うだろう。
近寄り難いし、結果的に場所を占拠してるような形に見えるでしょう。
集まって写真を撮って終わりにすれば良かったのですが、
モッシュをしてしまったのが1番の、間違いだ。。。
知らない人から見たら、謎の笑顔の乱闘だろう。
当事者や擁護者がSNS上で反論し、反省してないのがヤヴァイ
事の経緯をざーっと見てましたが、当事者や擁護者の反論がヤヴァイ。
問題となった時に、当事者が言葉汚く反論したりバカにしてリプ返したりと反省が見えなかったのでここまで燃え上がってしまったのだと思います。
また、当事者を知る人が「そんな人たちじゃない」とか「嘘のニュースだ」っなどと擁護しさらに火をくべたのも、大炎上の原因の1つかと。
自分らは良いと思ってした行為だったとしても、迷惑行為としてニュースになるということは「その行為は良くない」というのが世論です。
早々に謝っていれば、良かっただろうにと思いました。
バンド名を背負ってしまっている
ユニバ大作戦参加者は、バンTを着ている。
バンドの名前を背負っているということは、
〇〇のファンは、こーなんだって印象を周りに与えます。
ファンの印象=アーティストの印象
となってしまうものです。
ずいぶん前ですが、そんな記事を書きました。↓
制服を着てタバコを吸う学生がいたら、その高校の印象が落ちるのと同じで。
バンドのTシャツを着た人達が公共の場で暴れれば、そのバンドって怖い!っと
バンドの印象を落としかねないでしょう。
京都大作戦って、ただ暴れたい人が集まるんだなーと思われてしまったらとても残念ですね。
ライブ、フェス、バンドなどにネガティブな印象がついたことが残念。
また一つ、バンドというものにネガティブな印象がついてしまったんじゃないかと残念です。
外でアコギやトランペットを演奏しても止められにくいけど、
外でバンドが演奏したら止められる世の中です。
バンドは不良のやることだ!!っていう世代の人はもうずいぶん少ないだろうけど、
バンドにネガティブな印象を持ってる人はまだまだ多いです。
ライブハウス1つ建てるにも、許してくれる街や土地は少なくて苦労するんですってよ。(音問題だけでなく、集まる人の問題で)
バンドに関わる人の行動1つが全ての印象に繋がってしまう。
好きじゃない人からすれば、ロックはうるさいだけの音楽。
さらにその界隈の民度が低ければ、ネガティブイメージがついてしまう。
しかし、全員がそうではなかったはず!
京都大作戦が中止になって、USJに流れた人は多かったはず。
あの集団とは別でバンTを着て、普通に楽しんだ人もいたでしょう。
芝生のあの場所に集まった人の中にも、イベント中止という残念な気持ちを共有したかっただけの人もいたと思います。
きっと一部がモッシュを始めたり音楽流しだしたのだろう。
(その場にいないから真実は、もちろんわからないけど)
迷惑行為をしたとされる集団の集合写真は、SNS上でものすごく出回っている。
だがしかし!写真に加わったものの、他に迷惑行為はしてないって人もいるんじゃなかろうか。
晒される覚悟でおこなった行為なんだったらまだしも。。。
とても哀れに思います。
シャッターを切った時は、楽しかったはずなのに。
とんだ災難だろう。
SNSを開くのも怖かろう。
毎年、毎年あの写真はUPされるでしょうし。
個人を特定したり、吊るし上げたりは残酷だ。
ネガティブニュースが目立ちがちですが、
そんなネガティブニュースが目立ちがちですが、
被災地で「土砂かきだし大作戦」とポジティブに頑張っている人もいました。
広島県呉市民です!
大変な状況です。
私たちは今年は地元で、土砂かきだし大作戦します!#京都大作戦2018 #広島県#呉市 pic.twitter.com/nL0b5QTk4k— かな大作戦ฅ^•ﻌ•^ฅ広島藩士 (@kana_vbv) July 7, 2018
なんかユニバ大作戦のツイートで燃え上がるタイムラインの中にポツッと見つけて、グッと来たのでご紹介させていただきます。
変わらぬ日常を送る東京からは、同じ空の下で起きているとは思えないような光景で。
皆様の安全と無事を祈っております。
まとめ
バンドマンとして興味を惹くニュースだった為、
また
「この記事にどう思いますか?」とわざわざDMをいただいた為、
自分の思ったことをこうして綴ってみました。
しがないバンドマンの1意見です。
関わった人に知り合いはいないし、
怪我人が出たわけでもなさそうだし、
もういいんじゃないかな。とどこか他人事ですが。
バンドという大きなくくりの印象は良くあってほしい!!
来年は京都大作戦が良い天気の下、開催されると良いですね!