バンド哲学

解散と活休の違いは?好きなバンドには解散ではなく、活休を選んでもらいたい。という話!

好きなバンドがどんどん解散していって、寂しい今日この頃です。

今回は好きなバンドが止まる時、解散ではなく活休を選んでくれたらなぁーという思いを綴ります。

解散と活休はどう違うのか?

バンドが止まる時には「解散」、「無期限活動休止」、「活休」などを発表します。(たまにスッと活動なくなるバンドもいるけど。)

それぞれどんな違いなのでしょうか?

解散

解散は、まさにバンドの終わりを告げるの意。

基本的に1回しか解散はできませぬ。

そこから新たにバンドの色々が更新されることはなく、思い出になるのだ。

メンバーの肩書きからバンド名が消えます。

バンドの看板を下ろすので、メンバーはそれぞれ自由になれます。

例をあげると

「ReptileのベースNaNa」

から

「ただのベーシストNaNa」

となる。

(SNSなどで、ex.Reptileなど元々のバンド名を記載しておくとわかりやすい。)

例えばメンバーが何かやらかしても、個人の責任であって元バンドメンバーに影響が出ることはありません。

「解散」は、終わりを感じて寂しさ溢れますね。

活休

活動休止は、まさに活動をしばらく休むよーという意味です。

肩書きからバンド名は消えずその人はそのバンドの人のまま!

例えば、私の好きなL’Arc-en-Cielは活動休止してメンバーそれぞれがソロ活動してたります。

ソロ活動中だったとしても、メンバーが何かやらかしたりおめでたいニュースがあった場合には「L’Arc-en-Cielの誰々」と報道されるであろう。

完全に自由にはならず、帰るところはあるという感じでしょうか。

「活休」ならば、ファンは寂しいけれど未来のいつかに期待が持てます。

メンバーが脱退やれ仕事やなんやかやで、やむ終えず活動休止する場合もあれば。

しばらく個々の活動に専念したくて活休することもあるでしょう。

無期限活動休止

無期限活動休止は、解散と活休の間ですかね。

バンドに終わりを告げてはないけど、未来に活動再開できる希望は少ないってくらいに捉えておけば良いかと。

無期限活動休止だと、完全にバンドの看板は下ろせないでしょう。

活動を再開できる目処は全く立たないけれど、バンドは残しておきたい場合などに「無期限活動休止」としたりします。

解散ではなく活休にしておいて良かった経験

私はReptileに入る前のバンドTranquillityが、活休していました。

メンバーが就職をしそれぞれ新たな人生を歩む事になったため、活休を選んだのです。

活休を決めた際には、未来にもう一度活動するという予定はありませんでした。

しかし私はバンドマンとしてこの界隈に残ったし、思い入れのあるバンドでしたので解散にはしたくなかったため活休にした気がします。

実際、活休にしておいて良かったです。

活休期間は約5年間で、先日久々に集まってライブしました!

仲は良かったので、ちょいちょい飲み会とかしていたしグループラインも残っていたので、

みんなの家庭や仕事、私のバンドなどが落ち着いて今になり再開できました。

 

当時のお客さんは、もうほぼいないけれど、

たくさんライブに来てくれてた人が再開を喜んでくれました。

まだその彼のiPod(ウォークマンかな?)にはTranquillityの曲が入っていたのにも驚き笑

そーやって自分たちだけでなく、見てくれていた人もいるので活休にしといて再開できるときにやるってのも一つの手です。

肩の力が抜けて、再開すると楽しい

当時は、全国ツアー回ってCD出して、ワンマンして、、、、

っとバンドが生活の中心で、ガッツリと詰め込み活動をしてきました。

そんないわゆる本気バンドだったメンバーが、年月が経ちそれぞれ生活の主軸を他に置いた上で集まると純粋に楽しめたり新たな発見ができます

年数を置いたのは、良かったのかもしれない。

みんな大人になって、肩の力も抜けて純粋に楽しめるようになる。

昔はメンバーの嫌なところとかあったんだろうけど、そんなことも忘れてただただ楽しかったりバカした思い出が残るものです笑

好きなバンドには解散ではなく、活休を選んでほしい

メンバー同士、仲が良いのだったら解散ではなく活休をおすすめしたいです!!

またちょっと嫌なところとか、一緒にいてイライラするところがあっても、最初はそいつが良くてバンドを組んだわけだろうし(違う場合もあるだろうけど。)

時が経ったら、分かり合えたりもするであろう。

 

解散に至るまでには、そのバンドにしか分からない苦悩や困難があるでしょう。

「解散」とすることで、きっぱり音楽を諦められるという人も入れば、

「解散」としなければ次の音楽活動に取りかかれない場合もあるかもしれません。

 

ただ就職とか家庭とかで音楽から今離れねばならない場合とかで、未来に余裕ができた時にまた集まって音を合わせる可能性が0ではないのなら、活動休止をおすすめしたいです!

解散ライブで1番良いライブをするバンド多い

長年バンドをやっているので、いくつもの解散ライブを見て来ました。

ぶっちゃけ解散ライブって、めちゃ集客できるんですよね。笑

これまでバンド活動に多額の資金を投じて来たバンドさんがほとんどでしょうので、最後くらい黒を出してパーッと打ち上がるのもいいんじゃないでしょうか。

最後ってなるとこんなに呼べるんだ!!っって状態を良く見ます。

解散ライブマジックってのがあって、、解散ライブって物凄い良いライブをするバンドが多いです。

これで最後だーって、目と耳に焼き付けるぞーって感情が、メンバーからもファンからも溢れ出し充満して会場全体が良い空間になっている解散ライブを何度か見たことがあります。

解散だなんて、勿体無いなーっていう解散ライブをするバンドさん多いです。

解散で涙を流してくれるのなら、普段のライブも来てよって思うバンドさん多いでしょう笑

これまでの感謝を伝えるために解散するなら解散ライブをちゃんと行うってのも大事ですよね。

まとめ

解散と活休の違い
  • 「解散」は、メンバーの肩書きからバンド名が消えて自由になる
  • 「活動休止」は、肩書きからバンド名は消えず未来に活動再開が期待できる
  • 「無期限活動休止」は、活動再開目処は立たないけれどバンドを終わりにしていない状態
  • 未来に余裕ができた時にまた集まって音を合わせる可能性が0ではないのなら、活動休止をおすすめしたい
  • 解散するなら解散ライブはちゃんと行うのがおすすめ

解散の理由は、バンドによって色々あるでしょう。

音楽を主軸に生活できなくなったメンバーがいて解散するってのは、解散理由で多いですね。

そんな方も、生活が変わってまた楽器を抱えられるような状況になった時が来たら、

今度は人のためとか売れるためとかじゃなくて、

純粋に自分たちが楽しむためにバンドを再開するのも良いと思います!

バンドで売れたいと、バンドを主軸に生活しているとどうも音を楽しむって事を忘れガチです。

今回、止まっていたバンドを活動再開してみてバンドは楽しいから始めたんだなーって事を思い出せました。

是非、解散か活休か悩んでいるバンドさんが居ましたら、1体験談として参考にして見てくだされ!!!!